ライトノベル作家、八薙玉造のblogです。
ここでは、主に商業活動、同人活動の宣伝を行っております。
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ライトノベルをガリガリと書かせていただいている身の上です。
メールはtamazo☆carrot.ocn.ne.jpまで。(SPAM対策で@を☆に変更しています。@に直してお送りください)
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スニーカー文庫の『新妹魔王の契約者』のスピンアウト作品、
『新妹魔王の契約者 LIGHT!』の執筆を担当させていただきました。
10月1日発売になります。
シリアスな本編と別方向、日常シーンをピックアップした短編集になっております。
ゆるふわ日常系かと思いきや、万理亜がいるのでやっぱりエッチかつハイテンションです。
新妹魔王ファンの方にはきっと楽しんでいただける内容になっていると思いますので、
ぜひぜひよろしくお願いします!
公式の情報はこちら。
※9月28日追記 特典情報
店舗特典情報を追記します。
『COMIC ZIN』『アニメイト』『ゲーマーズ』『とらのあな』『メロンブックス』(順不同)で、
それぞれ特典がつくようです。
『COMIC ZIN』はイラストカード。
『アニメイト』はクリアしおり。
『ゲーマーズ』はSSブックレット(ゲーマーズ版)
『とらのあな』はSSブックレット(とらのあな版)
『メロンブックス』はブックカバー。
になります。絵柄などは各店舗や、お店のホームページでご確認くださいませ。
タイトルのとおりなのですが、
『第三回文学フリマ大阪』に参加します。
スペースはD-51『玉造屋バキューン』です。
今回の新刊はありませんが、夏コミで出した
『知ってるか? 昔の巫女は人を殺さなかったんだぜ』
を、既刊と一緒に持っていきます。
(他の既刊もあります)
お暇のある方はぜひぜひお越しください。
『第三回文学フリマ大阪』に参加します。
スペースはD-51『玉造屋バキューン』です。
今回の新刊はありませんが、夏コミで出した
『知ってるか? 昔の巫女は人を殺さなかったんだぜ』
を、既刊と一緒に持っていきます。
(他の既刊もあります)
お暇のある方はぜひぜひお越しください。
同人活動に回す時間ができましたので、
サークル『玉造屋バキューン』、同人活動復帰します。
今後はコミケを中心にやや縮小営業ですが、短編を書いていこうと思います。
ということで……
コミケ88に参加します。
8月14日(金) 東へー26a『玉造屋バキューン』
新刊は短編『知ってるか? 昔の巫女は人を殺さなかったんだぜ』
44ページの本です。
表紙イラストのとおり、巫女×西部劇のマカロニウェスタン風味伝奇アクションになります。
シリアス度はほんのちょっと高めです。ちょっとだけ。ちょっとだけやから。
なお、巫女×西部劇ですが、アメリポンシリーズとは別のお話になります。
正確にはセルフリメイクなのですが、あっちに出ていたキャラとかは出てきませんし、
世界観も違います。
一日目ってことで、平日なんですが、お暇があればお立ち寄りください。
以下、あらすじと、本文途中までを掲載した予告編になります。
■あらすじ
かつての西部開拓時代に似た世界。
悪徳保安官として悪行の限りを尽くしていたレックスは、恐るべき戦闘力を持ち、人を殺すことを何とも思わない者――巫女たちに倒され、保安官の座を追われる。
巫女に土下座し、従うことで辛うじて街に残っていたレックスは、ある時、行き倒れの少女に出会う。少女のおっぱいに目を奪われ、さっそくお持ち帰りを敢行するレックスだが……
■予告編
サークル『玉造屋バキューン』、同人活動復帰します。
今後はコミケを中心にやや縮小営業ですが、短編を書いていこうと思います。
ということで……
コミケ88に参加します。
8月14日(金) 東へー26a『玉造屋バキューン』
新刊は短編『知ってるか? 昔の巫女は人を殺さなかったんだぜ』
44ページの本です。
表紙イラストのとおり、巫女×西部劇のマカロニウェスタン風味伝奇アクションになります。
シリアス度はほんのちょっと高めです。ちょっとだけ。ちょっとだけやから。
なお、巫女×西部劇ですが、アメリポンシリーズとは別のお話になります。
正確にはセルフリメイクなのですが、あっちに出ていたキャラとかは出てきませんし、
世界観も違います。
一日目ってことで、平日なんですが、お暇があればお立ち寄りください。
以下、あらすじと、本文途中までを掲載した予告編になります。
■あらすじ
かつての西部開拓時代に似た世界。
悪徳保安官として悪行の限りを尽くしていたレックスは、恐るべき戦闘力を持ち、人を殺すことを何とも思わない者――巫女たちに倒され、保安官の座を追われる。
巫女に土下座し、従うことで辛うじて街に残っていたレックスは、ある時、行き倒れの少女に出会う。少女のおっぱいに目を奪われ、さっそくお持ち帰りを敢行するレックスだが……
■予告編
SCENE1 やめろ! 巫女だ! 殺されるぞ!
「知ってるか? 昔の巫女は人を殺さなかったんだぜ」
カウボーイハットをかぶった髭面の巨漢は、これ以上ないほどの訳知り顔で言った。
「マジかよ!? いくらなんでも信じられないぜ! レックスの旦那!」
「巫女が殺さねえとか、ありえねえっす! あいつらほど人の命を軽く思ってる奴はいねえ!」
巨漢――レックスに引き連れられて歩く薄汚い男たちが応える。
街の大通りを埋めるその数は三十人を下らない。
砂埃と汗が染みつき黄ばんだシャツに、破れたジーンズ、歪んだカウボーイハット。
腰には回転式拳銃をブラつかせ、長銃や散弾銃を手にした者も少なくない。
あからさまなならず者たちだ。
「それ言うなら、今のこの西部が五百年ぐらい前の開拓時代? なんかそういう頃にそっくりだとか、その話にも説得力ありますぜ」
ならず者の一人が周囲を見渡して言う。
風に軋むスイングドア。
転がる回転草(タンブル・ウィード)。
酒場兼宿屋(サルーン)、床屋、店先に作りかけの棺桶を並べた葬儀屋、銀行に、銃器を扱う雑貨屋。
ならず者たちを避けて、脇道に馬を乗り入れるカウボーイ。
この西部の街ならば、どこにでもある光景だ。
「はっ! そんなバカな話があるかよ」
レックスは鼻で笑う。
「俺も殺さない巫女なんてものがいるとは思っちゃいねえが……」
太い指が腰の拳銃に触れた。
カウボーイハットを上げれば、その視線の先には酒場がある。
レックスが指を鳴らすと、ならず者たちはその建物を取り囲むように動いた。
◆ ◆ ◆
レックスの巨躯がスイングドアを押し開ける。
数名のならず者を引き連れ、酒場に押し入った彼は、躊躇なく拳銃を構えた。
「殺しにきたぜ」
「あら……」
レックスが見据えたのは、その女が浮かべた薄ら笑いだった。
汚れひとつない白の衣と、鮮血をも思わせる鮮やかな朱色の袴。
銃口の先には四人の巫女がいた。
「ご無沙汰じゃねえか」
「悪徳保安官……違うわね、元悪徳保安官じゃない。どうしたの? こんなに大勢で」
そう言った巫女たちの胸元には保安官の証である銀の星のバッジがあった。
ダラリと椅子に座った巫女は、外套のような白い衣――千早をまとい、酒瓶を手にしていた。
それを一口飲む。
「昼間から酒かっ食らって、俺を悪徳呼ばわりかよ」
「あなたも飲んでるでしょ? 匂ってくるわ」
千早の巫女の頬は酒気に赤く染まっている。
「でさ、この前、ボッコボコにやられたオッチャン」
別の、小柄な巫女が言う。
幼い顔立ちと鈴を鳴らすような声は十代前半の子供のものだ。
「まさか、またうちらとやるの?」
「うるせえ。幼女は黙ってろ」
「幼女じゃないもん! うち、少女だもん!!」
地団太を踏む幼女巫女。
その隣で長身を揺らすのは、これもまた別の、銀色の髪で片目を隠した巫女だった。
「爆笑……」
かぼそい声で呟いた彼女の背後で巨大な影が蠢く。
それらはレックスよりも大きな肉体を持つ獣だった。
巫女の銀髪とも似た色の身体。
鉄の牙を剥き出す口腔、鋭い鉤爪で床を踏みしめる四肢。
その目は薄暗い酒場の中でぼんやりと輝く。
金属の獣だ。
「殺人祭器、機甲神使……! 狛犬ってやつだ……!」
ならず者が上擦った声を発する。
「怖がる必要はねえ! 狛犬なんか、神社に行きゃ、どこにでもあるだろうが!」
「神社の奴は動かないし、殺さないですよ! あれは殺しの狛犬だ!」
「うるせえ! それに、俺たちは三十人いるんだ。怯える必要なんかあるかよ」
怒鳴るレックスの声にはわずかな震えがある。
「あいつら一人に六人やられなきゃいい計算だ。余裕じゃねえか! 火を点けろ!」
酒場の店主が抗議の声を上げたが、レックスはそれを一瞥すらしない。
「ここは俺の街だ! 出て行くってんなら、命は取らねえし、辱めもしねえぜ」
「必死じゃないか。よく言うぜ」
鼻で笑ったのは残る四人目の巫女だった。
カウボーイハットをかぶり、巫女装束の上からポンチョをまとった彼女は、腰のガンベルトに収めた回転式拳銃を叩く。
「この前、あたいらに散々辱められたのは、お前だろ?」
「二秒だ! 二秒で殺す!!」
レックスが激昂し、引き金を絞る。
「やめろ! 巫女だ! 殺されるぞ!!」
銃声と共に店主の絶叫が響いた。
◆ ◆ ◆
いまだ消えない硝煙が風に吹かれ、街の大通りを流れていく。
馬車の轍が残る土の上に、レックスはうつ伏せに倒れていた。
「バ、バカな……。こんな、俺が……三十人だぜ」
見開いた目に映るものは、酒場を中心にゴロゴロと転がるならず者たちの姿だった。
酒場の店主が頭を抱えて嘆く中、レックスが連れてきた男たちの半分ほどが物言わぬ亡骸となって倒れている。
生き残った者たちは早々に逃げ出していた。
そして、屍の山を踏みしめる四人の巫女たちがいる。
酒をあおる巫女の千早は返り血で濡れていた。
幼女巫女が手にした榊の葉からポタポタと赤いものが滴る。
無感動に佇む銀髪の巫女の傍らで、銀の狛犬が鉄の牙でならず者の喉笛を食いちぎっていた。
カウボーイハットの巫女はおどけた様子で拳銃を回し、ホルスターへ叩き込んだ。
「で、お前はどうするんだよ」
カウボーイハットの巫女が獣の如き、獰猛な笑みで問う。
「まだやんのか?」
「へ、ヘヘ……」
レックスは痛みを堪えて立ち上がる。唇の端から血が一筋滴り落ちた。
その手には既に撃鉄を起こした銃が握りしめられている。
レックスはカウボーイハットの巫女が拳銃を収めたのを確かに見ていた。
「レックス様と言やぁ……」
ニタリと唇が上がり、憎しみに濁った目が見開かれた。
「早撃ちなんだよ!!」
そして、レックスは目の当たりにした。
彼が手にした銃を向けるよりも速く、カウボーイハットの巫女は銃を抜き、撃鉄を起こし、引き金を引いていた。
驚くほどゆるやかに流れる時間の中で聞いた銃声は、レックスがその日、最後に聞いた音だった。
SCENE2 ゴボゴボいう少女
「おい、もっと酒だ。金ならある」
「レックス、あんたが寝てた間に閉店の時間だ」
「んあー?」とだらしない声を上げ、髭に垂れた涎を拭って視線を巡らせる。
そこは馴染みの酒場だった。
レックスがカウンターに突っ伏して寝ていた間に、大勢いたはずの客も、その客目当ての娼婦の姿もなくなっている。
残るのは料理と酒の匂いに混じる客のすえた体臭と、清掃中の店員ぐらいだ。店主もグラスを拭いて店じまいの準備途中だった。
「そうかよ。なら、酒だ」
「話聞いてないのか。寝てる間に放り出さなかっただけ、ありがたく思え」
「金ならあるっつってんだろ! 俺を誰だと思ってやがる!」
レックスが思いきりカウンターを殴りつける。
掃除している店員がビクッと肩を震わせたが、ただそれだけだった。
店主はグラスをしまいながら、レックスをチラリと見た。
「あんたが誰か……か。半年前まで保安官としてこの街を牛耳ってたが、旅の巫女に負けて無様に逃げて、三十人のろくでなしと一緒に復讐しようとして、もう一度返り討ちにあった。だが、土下座して巫女たちに許してもらって、いまだこの街にしがみついてる惨めな男……で、よかったか?」
MF文庫Jより、
『焦焔の街の英雄少女3』が12月25日発売になります!
超大型剋獣ベヒーモスを撃退したのもつかの間、
獣人によって構成されたテロ組織《八雷(やくさ)》によって
拉致された光義。
《八雷》を率いる嵐樹の剣皇イザナミとは……?
それはそれとして、光義不在で、杏が変な方向に調子を崩したりもします。
ということで、よろしくお願いいたします!
公式であらすじや口絵を見ることができます!