ライトノベル作家、八薙玉造のblogです。
ここでは、主に商業活動、同人活動の宣伝を行っております。
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八薙玉造
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ライトノベルをガリガリと書かせていただいている身の上です。
メールはtamazo☆carrot.ocn.ne.jpまで。(SPAM対策で@を☆に変更しています。@に直してお送りください)
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お給料が出た!
すかさず買った!
というわけで、『吉永さん家のガーゴイル』六巻目。アニメ版の雑記でも書きましたが、既に思い入れがありすぎるので、レビューとしてはいまひとつ機能していないので、あしからず。
今回は、吉永家長男―和己の通う高校が舞台。
後輩である片桐桃が拾ってきた台本(レ・ミゼラブルを題材にしたもの)を手にしたことから、友人、片桐林檎の所属する演劇部の新入生歓迎公演に協力することになるというお話で、今までになく和己中心です。
演劇部たちの演劇にかける暑苦しいまでの情熱や、改題され『超・ミゼラブル』と称された台本にまつわる謎と八年前に高校で起きた事件。そして、演劇部に協力するガーゴイル。
一巻に比べ、格段に成長した和己を微笑ましく見守ることができる。そんな感じの物語です。
話としての作りはうまく、伏線の張り方や、八年前に起きた重い事件を題材としているため、少しだけ苦さを帯びつつも、やはりポジティブ感溢れる展開は作者の田口仙年堂氏ならでは。今回も満足のいく仕上がりだったわけですが、ただ一つ苦言を呈するならば……
このお話は『吉永さん家のガーゴイル』でやらずともできた話ではないだろうか?
ということ。
元々、演劇に携わっていたという仙年堂氏が書いただけあって、演劇部の情熱的な描写は見事だし、謎の展開もおもしろいわけですが、だからこそ、別のお話としても書けただろうなーと思わざるをえなかったです。
錬金術が関わるでもなく、これまでのライバルたちが大きく関わるでもなく……。(関わる必要がないと言えばないわけですが)
和己やガーゴイルがきちんと、これまでの成長を踏まえて行動しているので、当然、『吉永さん家のガーゴイル』としても、ありな話ですが、このお話は単品として見たかった気もしました。
十二分におもしろいのは言うまでもないわけですが。
七巻は久々に百色と梨々がメインのお話ですな。楽しみ楽しみ。
すかさず買った!
というわけで、『吉永さん家のガーゴイル』六巻目。アニメ版の雑記でも書きましたが、既に思い入れがありすぎるので、レビューとしてはいまひとつ機能していないので、あしからず。
今回は、吉永家長男―和己の通う高校が舞台。
後輩である片桐桃が拾ってきた台本(レ・ミゼラブルを題材にしたもの)を手にしたことから、友人、片桐林檎の所属する演劇部の新入生歓迎公演に協力することになるというお話で、今までになく和己中心です。
演劇部たちの演劇にかける暑苦しいまでの情熱や、改題され『超・ミゼラブル』と称された台本にまつわる謎と八年前に高校で起きた事件。そして、演劇部に協力するガーゴイル。
一巻に比べ、格段に成長した和己を微笑ましく見守ることができる。そんな感じの物語です。
話としての作りはうまく、伏線の張り方や、八年前に起きた重い事件を題材としているため、少しだけ苦さを帯びつつも、やはりポジティブ感溢れる展開は作者の田口仙年堂氏ならでは。今回も満足のいく仕上がりだったわけですが、ただ一つ苦言を呈するならば……
このお話は『吉永さん家のガーゴイル』でやらずともできた話ではないだろうか?
ということ。
元々、演劇に携わっていたという仙年堂氏が書いただけあって、演劇部の情熱的な描写は見事だし、謎の展開もおもしろいわけですが、だからこそ、別のお話としても書けただろうなーと思わざるをえなかったです。
錬金術が関わるでもなく、これまでのライバルたちが大きく関わるでもなく……。(関わる必要がないと言えばないわけですが)
和己やガーゴイルがきちんと、これまでの成長を踏まえて行動しているので、当然、『吉永さん家のガーゴイル』としても、ありな話ですが、このお話は単品として見たかった気もしました。
十二分におもしろいのは言うまでもないわけですが。
七巻は久々に百色と梨々がメインのお話ですな。楽しみ楽しみ。
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朝日ソノラマ文庫の名作、ファンタジーロボットアクション、『聖刻1092』の新装版ノベル。
僕にとって『聖刻1092』は、高校の頃、図書室にあったものを読みふけった、思い入れの深い作品です。
今もシリーズとして展開している聖刻シリーズの元祖なわけですが、第一作である、この作品は直球勝負の王道ファンタジー。
ぶっきらぼうだが、力は強く根は優しい大男―主人公フェン。
彼の住むカロウナの村を巨大ロボ操兵を駆る傭兵団が襲撃。幼馴染リムリアの危機に、父の残したオンボロ操兵ヴァシュマールに乗り、立ち向かうフェンだが、熟練の技の前に敗北を喫し、リムリアを攫われてしまう。
彼女を追って旅立ったフェンは心を許せる(喧嘩もする)仲間たちと出会い、そして、聖刻教会の錬法師(魔法使いみたいな人)たちの陰謀に巻き込まれていく。
……と、書いてみると、ほんとに王道。
しかし、この小説。泥臭さがただごとではなく、ファンタジーロボットものという、ファンタジック極まりない設定にも関わらず、操兵のコクピット自体が密閉型ではないために、砂も風もバンバン入るわ、水がないと動かなくなるわ、敵を殴ると腕が壊れるわ……。
不思議な力で動いてはいるが、結局、鉄で作られた塊同士がぶつかりあっているのだと思える戦闘シーンは、なかなかに見物です。
それ以上に、改めて読むと、主人公フェンの負傷量が凄い。
そもそも、人並みはずれた頑丈な体と運動神経を持つ巨漢という、野人みたいな設定なんですが、それを生かしきるかのように、もの凄い勢いで怪我をしては治す(笑)
冒頭で師匠にボコボコにされ、傭兵団との戦闘でボコボコにされ、旅先でチンピラの姦計にボコボコにされ、焼かれ、冷やされ……半分読み終えるまでに、五本の指では足りない程に重傷を負っていておもしろいです。
さておいて。
さすがに、著者千葉暁氏のデビュー作ということで、構成の荒さを序盤は感じるわけですが(フェンとクリシュナ、ジュレの旅に使われている尺があまりに短すぎるとか)それでも、ありあまるおもしろさは、今読んでも健在。
泥臭い戦闘を好む性質や、頑丈な巨漢大好きなど、色々と影響を受けているのだなーとしみじみと思いながら、思わず読みふけりました。
さあ、二巻も読まないと!
僕にとって『聖刻1092』は、高校の頃、図書室にあったものを読みふけった、思い入れの深い作品です。
今もシリーズとして展開している聖刻シリーズの元祖なわけですが、第一作である、この作品は直球勝負の王道ファンタジー。
ぶっきらぼうだが、力は強く根は優しい大男―主人公フェン。
彼の住むカロウナの村を巨大ロボ操兵を駆る傭兵団が襲撃。幼馴染リムリアの危機に、父の残したオンボロ操兵ヴァシュマールに乗り、立ち向かうフェンだが、熟練の技の前に敗北を喫し、リムリアを攫われてしまう。
彼女を追って旅立ったフェンは心を許せる(喧嘩もする)仲間たちと出会い、そして、聖刻教会の錬法師(魔法使いみたいな人)たちの陰謀に巻き込まれていく。
……と、書いてみると、ほんとに王道。
しかし、この小説。泥臭さがただごとではなく、ファンタジーロボットものという、ファンタジック極まりない設定にも関わらず、操兵のコクピット自体が密閉型ではないために、砂も風もバンバン入るわ、水がないと動かなくなるわ、敵を殴ると腕が壊れるわ……。
不思議な力で動いてはいるが、結局、鉄で作られた塊同士がぶつかりあっているのだと思える戦闘シーンは、なかなかに見物です。
それ以上に、改めて読むと、主人公フェンの負傷量が凄い。
そもそも、人並みはずれた頑丈な体と運動神経を持つ巨漢という、野人みたいな設定なんですが、それを生かしきるかのように、もの凄い勢いで怪我をしては治す(笑)
冒頭で師匠にボコボコにされ、傭兵団との戦闘でボコボコにされ、旅先でチンピラの姦計にボコボコにされ、焼かれ、冷やされ……半分読み終えるまでに、五本の指では足りない程に重傷を負っていておもしろいです。
さておいて。
さすがに、著者千葉暁氏のデビュー作ということで、構成の荒さを序盤は感じるわけですが(フェンとクリシュナ、ジュレの旅に使われている尺があまりに短すぎるとか)それでも、ありあまるおもしろさは、今読んでも健在。
泥臭い戦闘を好む性質や、頑丈な巨漢大好きなど、色々と影響を受けているのだなーとしみじみと思いながら、思わず読みふけりました。
さあ、二巻も読まないと!
リンク関係の更新ですが、ダルマオンラインからblogサイドに移していこうかなーと思っております。
更新が楽なのは言うに及ばず、記事で目にしたものを左側のリンクコーナーからすぱっと飛べるのは楽だろうなーと思った次第で。本家側にあるものも、ちょっとづつ移してこようかなーとも思っていたり。
そんなわけで、追加第一弾として。
『夢妙堂』
先日の『そうさく畑60』でお世話になった小説&イラストサークル『夢妙堂』さんの公式ページです。
現代に生きる忍者と、人ならざる者たちの戦いを描いた伝奇小説『羅刹縁起』を連載中です。しかも、挿絵付きですよ!
忍者や伝奇小説に反応する方は、是非是非。あと、スク水(笑)
更新が楽なのは言うに及ばず、記事で目にしたものを左側のリンクコーナーからすぱっと飛べるのは楽だろうなーと思った次第で。本家側にあるものも、ちょっとづつ移してこようかなーとも思っていたり。
そんなわけで、追加第一弾として。
『夢妙堂』
先日の『そうさく畑60』でお世話になった小説&イラストサークル『夢妙堂』さんの公式ページです。
現代に生きる忍者と、人ならざる者たちの戦いを描いた伝奇小説『羅刹縁起』を連載中です。しかも、挿絵付きですよ!
忍者や伝奇小説に反応する方は、是非是非。あと、スク水(笑)
あいかわらず楽しみにしつつの第三話。
『吉永さん家のガーゴイル』に関しては、思い入れが強過ぎる作品なので、レビューとしてはあてにならないと思って読んでもらえるとよいと思います(笑)
今回は原作二巻前編。
怪盗百色と、彼女が研究所から盗んだ少女―梨久、彼らと関わる吉永家のお話。
とにかく、今回、展開がマッハ!
ガーゴイルに挑戦する百色や、吉永家で普通にお茶をよばれる百色のシーンは、構成、編集の妙もあって、小気味よく見えるわけですが、梨々と出会う研究所のシーンは、百色の侵入や、データ奪取のシーンがおもしろい程にカットされているので、唐突感がいなめないです。
その分、後半は速度を落とし、百色による乳ぱんつ強奪シーンや、オマケで挿入された御色町テンプルナイツ&梁山泊の出番など、ゆったりと見ることができたわけですが。作り手としては、前者(百色の怪盗としての仕事)よりも、後者(御色町のみなさんとの触れ合い)を描きたかったんだろうと思わなくもないです。
でも、ファミレスで梨々と食事するシーンは、きちんと変装しようよ、百色!(笑)
怪盗姿のままで、普通に座ってるーー!
……まあ、後に御色町では、日常に溶け込む光景になるわけですが。
梨々の境遇と、後半の展開を演出する形での梨々の瞳の色彩なども、少々、演出過剰で気になるところ。
まあ、多少の違和感はあれども、きちんと楽しみました。作画の乱れはそれほど感じなかったですし。あと、ママをピックアップしすぎ。五巻のお話への布石か! はたまた、スタッフの趣味か。
次回はいよいよ、僕的にガーゴイル最強の萌えキャラ、城門破りの自動人形デュラハンも登場。
楽しみ、楽しみ。
『吉永さん家のガーゴイル』に関しては、思い入れが強過ぎる作品なので、レビューとしてはあてにならないと思って読んでもらえるとよいと思います(笑)
今回は原作二巻前編。
怪盗百色と、彼女が研究所から盗んだ少女―梨久、彼らと関わる吉永家のお話。
とにかく、今回、展開がマッハ!
ガーゴイルに挑戦する百色や、吉永家で普通にお茶をよばれる百色のシーンは、構成、編集の妙もあって、小気味よく見えるわけですが、梨々と出会う研究所のシーンは、百色の侵入や、データ奪取のシーンがおもしろい程にカットされているので、唐突感がいなめないです。
その分、後半は速度を落とし、百色による乳ぱんつ強奪シーンや、オマケで挿入された御色町テンプルナイツ&梁山泊の出番など、ゆったりと見ることができたわけですが。作り手としては、前者(百色の怪盗としての仕事)よりも、後者(御色町のみなさんとの触れ合い)を描きたかったんだろうと思わなくもないです。
でも、ファミレスで梨々と食事するシーンは、きちんと変装しようよ、百色!(笑)
怪盗姿のままで、普通に座ってるーー!
……まあ、後に御色町では、日常に溶け込む光景になるわけですが。
梨々の境遇と、後半の展開を演出する形での梨々の瞳の色彩なども、少々、演出過剰で気になるところ。
まあ、多少の違和感はあれども、きちんと楽しみました。作画の乱れはそれほど感じなかったですし。あと、ママをピックアップしすぎ。五巻のお話への布石か! はたまた、スタッフの趣味か。
次回はいよいよ、僕的にガーゴイル最強の萌えキャラ、城門破りの自動人形デュラハンも登場。
楽しみ、楽しみ。