東京寝オチ奇行

去年に引き続き、スーパーダッシュ、コバルト、ロマン大賞のパーティに招待していただき、
二日ほど、東京に行ってきました。

今回、行きは夜行バスにしたので、到着はパーティの日の朝。
パーティ自体は夜なので、先日の東京行きと同じく、せっかくなので東京観光しちゃおうと、
小躍りしながら上野公園へ。

目的としては、江戸の鬼門封じ、上野寛永寺に行って、国立科学博物館で
もやしもん協賛的な菌類展を見た上で、その後、裏鬼門守護の増上寺にも
行ってみようとかなどと考えていたのですが……。

いや、甘かった。

上野公園は見所があり過ぎて、
「ぎゃー！　不忍池ー！　弁天堂！　ロビンマスクーッ！」
「ひー！　花園稲荷ー！　穴稲荷とか、まじすげえ！」
「上野東照宮！　家康殿ー！　家康殿ー！　たぬきー！」
と、はしゃいでいるうちに、もう昼前。
さすがに、時間配分誤り過ぎと、国立科学博物館に入ると、
ここも菌類展以前に常設展だけで凄まじいボリューム。

とても回りきれず。
しかたなく、昼食も科学博物館内のレストランで済ませて（おいしかった）菌類展へ。

ここはここで、会場自体は狭くても、展示物が多いため、
ガチで見ていると、寛永寺に行く時間がどう考えてもなくなるので、
泣く泣く、やや急ぎ足に。

結局、昼までに入ったはずなのに、三時間以上かけて、半分観ることもできない
科学博物館の恐ろしさ。
また、改めて観に行こうと本気で思っております。

そこから、本来の目的地だった寛永寺へ。
かつては、上野公園の大半を関係の寺社で占めていたという寛永寺も、
今はひっそりと街中に佇むお寺という感じで、これはこれで、歴史の流れの一端みたいなものを
感じたような気がして、しんみりとしました。
まあ、それでも、上野公園内に関係の寺社は多く残っているので、
その流れは途切れていないのだと思うと、凄いことなんですが。

そうこうしているうちに、そろそろホテルに行かないとまずい時間になってきたので、
急ぎ足で会場傍のホテルへ。

増上寺は翌日の朝から行けばいいかーと、そんなことを思いつつ。

そして、適当に準備を整えて、パーティへ。
久々にお会いする方や、懐かしい顔、今年デビューの新人の皆さんと、
お話することができて、とても楽しかったです。
喋り過ぎて、あまり御飯食べてなかったことに、後で悔しがりましたが。

その後、一部の面子で四時まで飲んで、ホテルへ帰還。
当然ですが、そのままぶっ倒れて（それでも、コンタクト外して着替えたの超すげえ！）
朝まで爆睡しました。

そして、朝。
やはり当然のような二日酔い！　起きられるわけがない！
動くと何か出る！
でも、迫るチェックアウトの時間！

変な汗を出しながら、なんとかシャワー浴びて、水飲んで、お茶飲んで、
着替えてチェックアウト。

しかし、あまりに気分が悪いので、とにかく空の胃に何か入れて凌ごうと思い、
近くのレストランで軽い食事を注文。

スープなど飲みつつ……居眠り。
グラタン食べながら……居眠り。
トイレに入ってウォシュレット動かしたまま……居眠り。

寝過ぎ。

しかし、実はその日は担当さんと打ち合わせの約束が昼からあったので、
とにかく遅刻しない安全圏まで移動して休もうと、東京駅まで必死で移動。

そして、東京駅の待合所で……居眠り。

わずかばかり回復した体力を振り絞り、集英社へ。
担当さんが、三十分ほど待っていてと言ったのを幸いに、
「わかりました。じゃあ、へばってます」……やはり居眠り。

どんだけいっぱいいっぱいなのか。
ともかく、行く先々で居眠りして体力を回復したため、
打ち合わせの頃には、通常行動可能な程度に復帰して、ことなきを得ました。

酒は飲んでも飲まれるな！
でも、振り返ってみると、明らかに体力配分間違っているよね!?

そんなわけで、必要以上に充実した二日間を過ごした東京を後に、
やはり新幹線で爆睡しながら大阪に戻るのでした。

その後、バイトあったのですが、その時が一番元気戻ってたのは、
一日の体力推移として色々おかしい。

当然、今日はぐったり寝てました。もう大丈夫！

……しかし、増上寺、行きそびれてしまった……（自業自得）

ともかく、東京でお会いした皆様。
本当にありがとうございました。