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ライトノベル作家、八薙玉造のblogです。 ここでは、主に商業活動、同人活動の宣伝を行っております。
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八薙玉造
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 ライトノベルをガリガリと書かせていただいている身の上です。

メールはtamazo☆carrot.ocn.ne.jpまで。(SPAM対策で@を☆に変更しています。@に直してお送りください) 
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ようやっと追いついたガーゴイルの最新刊!
今回は、9巻、10巻で上下巻となっている初めての長丁場のお話でした。

ライバル―ケルプとの喧嘩に、通行人を巻き込んでしまったガーゴイルが、そのショックで機能停止。しかし、機能停止の原因はそれだけではないと考えたイヨ姉さんは、双葉と共に四巻で使用した記憶発掘装置を使い、ガーゴイルの記憶にある1945年の世界に赴く。そこは、太平洋戦争末期の日本で……。
一方、現代の御色町には、ガーゴイルを狙う謎の青年が現れる。

と、今回はガーゴイルや、イヨ姉さんの過去にまつわる重い話。
太平洋戦争時の日本を必要以上に重く書くわけではないが、それでも真正面からきちんと描いているにも関わらず、どこか明るさを持って読めるのは、双葉の明るい性格と、戦争の中でも少しだけトンチキさを持ち続けている人々のおかげ。このバランス感は、田口仙年堂氏ならでは。

現代に現れた謎の青年や、それと戦い負傷するケルプやデュラハン。ガーゴイル不在の御色町のために戦うケルプが、鬼のようにかっこよく、ヘタレの代名詞を返上する勢いなのもいいところです。

さすがに、もはや前シリーズなしでは読むことはできない内容ですが、ここまでを読んできた読者にとっては間違いなく満足できる内容でしょう。
シリーズの今後を占う新たな動き、正直ビックリした伏線など、10巻の集大成と言えそうです。

しかしまあ、ガーくんのストラップ欲しいなー。応募しよう。(キャンペーン中)

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