ライトノベル作家、八薙玉造のblogです。
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八薙玉造
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ライトノベルをガリガリと書かせていただいている身の上です。
メールはtamazo☆carrot.ocn.ne.jpまで。(SPAM対策で@を☆に変更しています。@に直してお送りください)
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夏コミの原稿終了あたりからチョコチョコとプレイしていた『ひぐらしのなく頃に』がようやっと終わりました。セーブデータ見たら、七月末から八月後半までデータが更新されてなかったのに、コミケ前後のそれなりの忙しさに微苦笑。
まあ、さておいて。
舐めるように楽しみ尽くしました。いや、まだ楽しみ尽くしてないのかもな。この話を人とあまりしていないから。
……と思うぐらいに、楽しんだ次第。
最終『祭囃し』編はバイトが終わり、帰宅してから飯、風呂を間に挟みつつも一気に読み込み、朝六時にクリアしたという始末でしたし。
体温上がってエアコンの温度下げないとやってられない程、息を飲んで、笑って、はしゃいだのは、たぶん、サウンドノベル初(玉造限定)でした。やー、おもしろかった。
ひぐらしの面白さや怖さに関しては大方、語り尽くされている気もしますし、推理ものとしての判定に関しては、ミステリーをほとんど読んでいない上、そもそも推理する気のない僕では何も言うことはできないのですが、それでも二、三、個人的に感じたことを書いてみようと思います。
せっかくなんで、『ひぐらし』を遊んだことがない人も、存分に遊んだ人も流し読みしていってやってくださいませ。
まあ、さておいて。
舐めるように楽しみ尽くしました。いや、まだ楽しみ尽くしてないのかもな。この話を人とあまりしていないから。
……と思うぐらいに、楽しんだ次第。
最終『祭囃し』編はバイトが終わり、帰宅してから飯、風呂を間に挟みつつも一気に読み込み、朝六時にクリアしたという始末でしたし。
体温上がってエアコンの温度下げないとやってられない程、息を飲んで、笑って、はしゃいだのは、たぶん、サウンドノベル初(玉造限定)でした。やー、おもしろかった。
ひぐらしの面白さや怖さに関しては大方、語り尽くされている気もしますし、推理ものとしての判定に関しては、ミステリーをほとんど読んでいない上、そもそも推理する気のない僕では何も言うことはできないのですが、それでも二、三、個人的に感じたことを書いてみようと思います。
せっかくなんで、『ひぐらし』を遊んだことがない人も、存分に遊んだ人も流し読みしていってやってくださいませ。
ひぐらし(出題編)の基本的な構造は、序盤半分近くをかけて、主人公―前原圭一の視点で舞台となる雛見沢村の日常を楽しませ、後半、ほんの些細なトラブルを期に、一気に暗く陰惨な展開へと移行するというものになっています。
序盤の日常シーンが、ひたすらコミカルに描かれているため、間延びしてだれやすい日常を退屈することなく遊ぶことができ、さらに後半、その楽しかった日常が崩れていくのを前原圭一―PL自身として感情移入して受け止めることができます。
出題編それぞれはほぼ同じ時間軸から始まる一種のパラレルワールド的な描かれ方としており、前話で悲劇的な結末を迎えても、次のお話には前原圭一を始め、登場人物たちが前半の日常パートをまた笑顔で進めていってくれます。そして、この日常パートが前話の陰鬱な結末が幻だったかのように、明るく楽しく、最後までこのまま馬鹿な話でいいと思うように全力で愉快痛快に描かれています。
これが前述の日常パートと相まって、実に効果的に感情移入をさせてくれます。
PLとしては、いずれ何かが壊れていくということは予期している。というよりも、既にわかっている。だから、この日常を失いたくない。
……という具合に。
日常パートによるゲーム内での感情移入に加えて、パラレルワールド的な連作によるゲーム外のPLの感情に直に訴える手法は、PLとゲーム内の主人公たちと結びつけ、「ハッピーエンド」を求めさせます。この二重の感情移入が実に巧みだと思いました。
そして、技法的な手段以上に、僕が楽しんだのは内包されたテーマでした。
前述のとおり、ひぐらしと言えば、血と惨劇、さらに疑心暗鬼と、暗い部分がクローズアップされるのですが、そのテーマは対照的なところにありました。
お話の根幹に関わるので詳しくは書きませんが、それはほんとに意外なことに実に少年漫画的なもので、解答編である『ひぐらしのなく頃に 解』の後半にいくにつれ、そのテーマがクローズアップされ、「おいおい、これはどこの少年漫画ですか!?」という展開に読み進める速度が上がっていきました。
もう、少年漫画大好きなら、『罪滅し』まではとりあえず遊ぼうぜ!? と思うぐらい(笑)
その勢いが最高に発揮されてどこか凄いところにいっちゃうのが最終編『祭囃し』編なわけですが。
ただ、竜騎士07氏がロリコンで残虐描写も大好きで、それにもましておっさん大好きだってことだけは絶対否定しませんけど!
結論として何が言いたいかと言えば、一般に魅力として語られている、ミステリー部分や、猟奇的な描写やキャラクターの豹変ばかりが魅力ではないということです。
むしろ、少年漫画大好きな人に向いているというよくわからない作品だったりします。あくまで私見ですが。
おもしろかったという感情が先走りしてまとまりを欠く文章になってしまいましたが、ひぐらしには別の一面があり、そこが大きなウェイトを占めているということをご理解いただければ幸いです。僕がなかなか手を出さなかったのも、そこを知らなかったからなんで。
つまりは、ちょっとでも印象が変わったなら、ぜひ遊んでみてくださいませ。
……ちなみに、アニメ版はそれ以外の部分がクローズアップされているので、まったく同じものだとは考えない方がいいかと思います。別の魅力をもった作品という感じですね。
■好きなキャラ
・富竹さん(みんな、大好きだよね?)
・葛西
・笑顔の立ち絵の時、やけにウインクが似合う彼
・梨花ちゃま(伏兵)←巫女だからってわけじゃない!
つか、おっさんがほとんどかよ。
序盤の日常シーンが、ひたすらコミカルに描かれているため、間延びしてだれやすい日常を退屈することなく遊ぶことができ、さらに後半、その楽しかった日常が崩れていくのを前原圭一―PL自身として感情移入して受け止めることができます。
出題編それぞれはほぼ同じ時間軸から始まる一種のパラレルワールド的な描かれ方としており、前話で悲劇的な結末を迎えても、次のお話には前原圭一を始め、登場人物たちが前半の日常パートをまた笑顔で進めていってくれます。そして、この日常パートが前話の陰鬱な結末が幻だったかのように、明るく楽しく、最後までこのまま馬鹿な話でいいと思うように全力で愉快痛快に描かれています。
これが前述の日常パートと相まって、実に効果的に感情移入をさせてくれます。
PLとしては、いずれ何かが壊れていくということは予期している。というよりも、既にわかっている。だから、この日常を失いたくない。
……という具合に。
日常パートによるゲーム内での感情移入に加えて、パラレルワールド的な連作によるゲーム外のPLの感情に直に訴える手法は、PLとゲーム内の主人公たちと結びつけ、「ハッピーエンド」を求めさせます。この二重の感情移入が実に巧みだと思いました。
そして、技法的な手段以上に、僕が楽しんだのは内包されたテーマでした。
前述のとおり、ひぐらしと言えば、血と惨劇、さらに疑心暗鬼と、暗い部分がクローズアップされるのですが、そのテーマは対照的なところにありました。
お話の根幹に関わるので詳しくは書きませんが、それはほんとに意外なことに実に少年漫画的なもので、解答編である『ひぐらしのなく頃に 解』の後半にいくにつれ、そのテーマがクローズアップされ、「おいおい、これはどこの少年漫画ですか!?」という展開に読み進める速度が上がっていきました。
もう、少年漫画大好きなら、『罪滅し』まではとりあえず遊ぼうぜ!? と思うぐらい(笑)
その勢いが最高に発揮されてどこか凄いところにいっちゃうのが最終編『祭囃し』編なわけですが。
ただ、竜騎士07氏がロリコンで残虐描写も大好きで、それにもましておっさん大好きだってことだけは絶対否定しませんけど!
結論として何が言いたいかと言えば、一般に魅力として語られている、ミステリー部分や、猟奇的な描写やキャラクターの豹変ばかりが魅力ではないということです。
むしろ、少年漫画大好きな人に向いているというよくわからない作品だったりします。あくまで私見ですが。
おもしろかったという感情が先走りしてまとまりを欠く文章になってしまいましたが、ひぐらしには別の一面があり、そこが大きなウェイトを占めているということをご理解いただければ幸いです。僕がなかなか手を出さなかったのも、そこを知らなかったからなんで。
つまりは、ちょっとでも印象が変わったなら、ぜひ遊んでみてくださいませ。
……ちなみに、アニメ版はそれ以外の部分がクローズアップされているので、まったく同じものだとは考えない方がいいかと思います。別の魅力をもった作品という感じですね。
■好きなキャラ
・富竹さん(みんな、大好きだよね?)
・葛西
・笑顔の立ち絵の時、やけにウインクが似合う彼
・梨花ちゃま(伏兵)←巫女だからってわけじゃない!
つか、おっさんがほとんどかよ。
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