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ライトノベル作家、八薙玉造のblogです。 ここでは、主に商業活動、同人活動の宣伝を行っております。
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八薙玉造
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 ライトノベルをガリガリと書かせていただいている身の上です。

メールはtamazo☆carrot.ocn.ne.jpまで。(SPAM対策で@を☆に変更しています。@に直してお送りください) 
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巫女さんが安易に人を殺めるライトノベルを書くサークル『玉造屋バキューンです』
(とりあえず使う名乗り)

コミケ93に参加します。
12月31日(日) 東ポー20b『玉造屋バキューン』です。

新刊は短編小説『女の子は神様で――』
今回、コピー誌なのですが、分量自体はいつものオフセットと同じ程度になります。
お得!
ジャンルとしてはややホラーになります。
巫女は出ますがそれは概念的な……

以下、あらすじと序盤を収録した予告編になります。
興味を持っていただけた方はぜひぜひお越しください!

■あらすじ
愛子たち、仲のよい四人の女子高生は今日も一緒に動画を観たり、
だらだらと喋ったりして過ごす。
変わらない日常。
しかし、四人の一人、エリに彼氏ができたこと、
そして奇妙な動画を見たことでわずかずつだが変化を始めてしまう。
それも致命的な形で。

以下、予告編です。


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巫女さんが安易に人を殺めるライトノベルを書くサークル『玉造屋バキューンです』
(最近考えた名乗り)

コミケ92に参加します。
8月13日(日) 東P-33a『玉造屋バキューン』です。

新刊は短編『巫女さんを見るボクの欲望と、ボクを見る巫女さんの欲望』
あらすじは後述しますが、表紙に表示をつけているとおり、それなりに性的だったり、グロテスクだったりする表現があります。
そのあたりが大丈夫な方にはきっとおもしろいと思います!

以下にあらすじと、序盤を収録した予告編を掲載しますので、おもしろそうだと思っていただけたら、ぜひぜひお越しください!

■あらすじ
蒼太朗と、巫女の千世は仲睦まじいカップル。
若干ピュア過ぎる微笑ましいお付き合いをする二人。
しかし、蒼太朗は千世を殺したいという欲望を秘めていた!
そんな秘密を秘めた蒼太朗と、まだ手を繋いだことしかない彼女――千世のただならぬ関係を描くお話!


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コミケ90に参加します。
8月14日(日) 東パ―11b『玉造屋バキューン』です。
『パ』です。『オッパイ』の『パ』!

新刊は短編『白羽朔夜に好かれたら?』
不穏な雰囲気の表紙どおり、ホラー作品になっていると思います。

お暇がありましたら、お立ち寄りいただければ幸いです。

以下、あらすじと本編冒頭部分の予告編になります。


■あらすじ
文芸部に所属する姉崎鏡(あねさき・きょう)
彼はある日、教室で巫女装束を着た少女――白羽朔夜と出会う。
初めて見た気がするのに、クラスのみんなが受け入れている朔夜。
どうも訳ありらしい彼女だが、鏡は小説を通して彼女と仲良くなる。
しかし、徐々に鏡の周りで異変が起こり始め……というお話です。


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告知遅くなりましたが、コミケ89に参加します。
12月30日(水) 東ポー52b『玉造屋バキューン』です。
『ポ』です。『ポケットの中の戦争』の『ポ』

新刊は短編『救世主とて恋は知らぬ』
かけあいと勢いと変な設定重視のラブコメだと思います。多分!

お暇がありましたら、お立ち寄りいただければ幸いです。

以下、あらすじと本編冒頭部分の予告編になります。


■あらすじ
ありとあらゆる世界の危機を一方的に覆す力を持った少女、万象よろず。
彼女をサポートするのは、その先輩。
今日も今日とて、悪神を殴り殺したり、明けのなんとかな悪魔の王を殴り殺したりするヨロズ。
だが、そんな彼女が(自力で)察知した次なる世界の危機は、ヨロズも先輩も驚くものだった!
世界の危機と色恋を秤にかけてしまう物理的セカイ系ラブコメ! 多分! 


以下、予告編です(下のNEXTから)
本文入稿前のバージョンなので、多少の差異があります。
また、ルビなどは入れていません。

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同人活動に回す時間ができましたので、
サークル『玉造屋バキューン』、同人活動復帰します。
今後はコミケを中心にやや縮小営業ですが、短編を書いていこうと思います。

ということで……

コミケ88に参加します。

8月14日(金) 東へー26a『玉造屋バキューン』

新刊は短編『知ってるか? 昔の巫女は人を殺さなかったんだぜ』



44ページの本です。

表紙イラストのとおり、巫女×西部劇のマカロニウェスタン風味伝奇アクションになります。
シリアス度はほんのちょっと高めです。ちょっとだけ。ちょっとだけやから。

なお、巫女×西部劇ですが、アメリポンシリーズとは別のお話になります。
正確にはセルフリメイクなのですが、あっちに出ていたキャラとかは出てきませんし、
世界観も違います。

一日目ってことで、平日なんですが、お暇があればお立ち寄りください。

以下、あらすじと、本文途中までを掲載した予告編になります。

■あらすじ
かつての西部開拓時代に似た世界。
悪徳保安官として悪行の限りを尽くしていたレックスは、恐るべき戦闘力を持ち、人を殺すことを何とも思わない者――巫女たちに倒され、保安官の座を追われる。
巫女に土下座し、従うことで辛うじて街に残っていたレックスは、ある時、行き倒れの少女に出会う。少女のおっぱいに目を奪われ、さっそくお持ち帰りを敢行するレックスだが……


■予告編

   SCENE1 やめろ! 巫女だ! 殺されるぞ!
 
「知ってるか? 昔の巫女は人を殺さなかったんだぜ」
 カウボーイハットをかぶった髭面の巨漢は、これ以上ないほどの訳知り顔で言った。
「マジかよ!? いくらなんでも信じられないぜ! レックスの旦那!」
「巫女が殺さねえとか、ありえねえっす! あいつらほど人の命を軽く思ってる奴はいねえ!」
 巨漢――レックスに引き連れられて歩く薄汚い男たちが応える。
 街の大通りを埋めるその数は三十人を下らない。
 砂埃と汗が染みつき黄ばんだシャツに、破れたジーンズ、歪んだカウボーイハット。
 腰には回転式拳銃をブラつかせ、長銃や散弾銃を手にした者も少なくない。
 あからさまなならず者たちだ。
「それ言うなら、今のこの西部が五百年ぐらい前の開拓時代? なんかそういう頃にそっくりだとか、その話にも説得力ありますぜ」
 ならず者の一人が周囲を見渡して言う。
 風に軋むスイングドア。
 転がる回転草(タンブル・ウィード)。
 酒場兼宿屋(サルーン)、床屋、店先に作りかけの棺桶を並べた葬儀屋、銀行に、銃器を扱う雑貨屋。
 ならず者たちを避けて、脇道に馬を乗り入れるカウボーイ。
 この西部の街ならば、どこにでもある光景だ。
「はっ! そんなバカな話があるかよ」
 レックスは鼻で笑う。
「俺も殺さない巫女なんてものがいるとは思っちゃいねえが……」
 太い指が腰の拳銃に触れた。
 カウボーイハットを上げれば、その視線の先には酒場がある。
 レックスが指を鳴らすと、ならず者たちはその建物を取り囲むように動いた。
 
   ◆ ◆ ◆
 
 レックスの巨躯がスイングドアを押し開ける。
 数名のならず者を引き連れ、酒場に押し入った彼は、躊躇なく拳銃を構えた。
「殺しにきたぜ」
「あら……」
 レックスが見据えたのは、その女が浮かべた薄ら笑いだった。
 汚れひとつない白の衣と、鮮血をも思わせる鮮やかな朱色の袴。
 銃口の先には四人の巫女がいた。
「ご無沙汰じゃねえか」
「悪徳保安官……違うわね、元悪徳保安官じゃない。どうしたの? こんなに大勢で」
 そう言った巫女たちの胸元には保安官の証である銀の星のバッジがあった。
 ダラリと椅子に座った巫女は、外套のような白い衣――千早をまとい、酒瓶を手にしていた。
 それを一口飲む。
「昼間から酒かっ食らって、俺を悪徳呼ばわりかよ」
「あなたも飲んでるでしょ? 匂ってくるわ」
 千早の巫女の頬は酒気に赤く染まっている。
「でさ、この前、ボッコボコにやられたオッチャン」
 別の、小柄な巫女が言う。
 幼い顔立ちと鈴を鳴らすような声は十代前半の子供のものだ。
「まさか、またうちらとやるの?」
「うるせえ。幼女は黙ってろ」
「幼女じゃないもん! うち、少女だもん!!
 地団太を踏む幼女巫女。
 その隣で長身を揺らすのは、これもまた別の、銀色の髪で片目を隠した巫女だった。
「爆笑……」
 かぼそい声で呟いた彼女の背後で巨大な影が蠢く。
 それらはレックスよりも大きな肉体を持つ獣だった。
 巫女の銀髪とも似た色の身体。
鉄の牙を剥き出す口腔、鋭い鉤爪で床を踏みしめる四肢。
 その目は薄暗い酒場の中でぼんやりと輝く。
 金属の獣だ。
「殺人祭器、機甲神使……! 狛犬ってやつだ……!」
 ならず者が上擦った声を発する。
「怖がる必要はねえ! 狛犬なんか、神社に行きゃ、どこにでもあるだろうが!」
「神社の奴は動かないし、殺さないですよ! あれは殺しの狛犬だ!」
「うるせえ! それに、俺たちは三十人いるんだ。怯える必要なんかあるかよ」
 怒鳴るレックスの声にはわずかな震えがある。
「あいつら一人に六人やられなきゃいい計算だ。余裕じゃねえか! 火を点けろ!」
 酒場の店主が抗議の声を上げたが、レックスはそれを一瞥すらしない。
「ここは俺の街だ! 出て行くってんなら、命は取らねえし、辱めもしねえぜ」
「必死じゃないか。よく言うぜ」
 鼻で笑ったのは残る四人目の巫女だった。
 カウボーイハットをかぶり、巫女装束の上からポンチョをまとった彼女は、腰のガンベルトに収めた回転式拳銃を叩く。
「この前、あたいらに散々辱められたのは、お前だろ?」
「二秒だ! 二秒で殺す!!
 レックスが激昂し、引き金を絞る。
「やめろ! 巫女だ! 殺されるぞ!!
 銃声と共に店主の絶叫が響いた。
 
   ◆ ◆ ◆
 
 いまだ消えない硝煙が風に吹かれ、街の大通りを流れていく。
 馬車の轍が残る土の上に、レックスはうつ伏せに倒れていた。
「バ、バカな……。こんな、俺が……三十人だぜ」
 見開いた目に映るものは、酒場を中心にゴロゴロと転がるならず者たちの姿だった。
 酒場の店主が頭を抱えて嘆く中、レックスが連れてきた男たちの半分ほどが物言わぬ亡骸となって倒れている。
 生き残った者たちは早々に逃げ出していた。
 そして、屍の山を踏みしめる四人の巫女たちがいる。
 酒をあおる巫女の千早は返り血で濡れていた。
 幼女巫女が手にした榊の葉からポタポタと赤いものが滴る。
 無感動に佇む銀髪の巫女の傍らで、銀の狛犬が鉄の牙でならず者の喉笛を食いちぎっていた。
 カウボーイハットの巫女はおどけた様子で拳銃を回し、ホルスターへ叩き込んだ。
「で、お前はどうするんだよ」
 カウボーイハットの巫女が獣の如き、獰猛な笑みで問う。
「まだやんのか?」
「へ、ヘヘ……」
 レックスは痛みを堪えて立ち上がる。唇の端から血が一筋滴り落ちた。
 その手には既に撃鉄を起こした銃が握りしめられている。
 レックスはカウボーイハットの巫女が拳銃を収めたのを確かに見ていた。
「レックス様と言やぁ……」
 ニタリと唇が上がり、憎しみに濁った目が見開かれた。
「早撃ちなんだよ!!
 そして、レックスは目の当たりにした。
 彼が手にした銃を向けるよりも速く、カウボーイハットの巫女は銃を抜き、撃鉄を起こし、引き金を引いていた。
 驚くほどゆるやかに流れる時間の中で聞いた銃声は、レックスがその日、最後に聞いた音だった。
 
  SCENE2 ゴボゴボいう少女
 
「おい、もっと酒だ。金ならある」
「レックス、あんたが寝てた間に閉店の時間だ」
「んあー?」とだらしない声を上げ、髭に垂れた涎を拭って視線を巡らせる。
 そこは馴染みの酒場だった。
 レックスがカウンターに突っ伏して寝ていた間に、大勢いたはずの客も、その客目当ての娼婦の姿もなくなっている。
 残るのは料理と酒の匂いに混じる客のすえた体臭と、清掃中の店員ぐらいだ。店主もグラスを拭いて店じまいの準備途中だった。
「そうかよ。なら、酒だ」
「話聞いてないのか。寝てる間に放り出さなかっただけ、ありがたく思え」
「金ならあるっつってんだろ! 俺を誰だと思ってやがる!」
 レックスが思いきりカウンターを殴りつける。
 掃除している店員がビクッと肩を震わせたが、ただそれだけだった。
 店主はグラスをしまいながら、レックスをチラリと見た。
「あんたが誰か……か。半年前まで保安官としてこの街を牛耳ってたが、旅の巫女に負けて無様に逃げて、三十人のろくでなしと一緒に復讐しようとして、もう一度返り討ちにあった。だが、土下座して巫女たちに許してもらって、いまだこの街にしがみついてる惨めな男……で、よかったか?」

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