冬の祭～四日目～『玉造 対 ゾンビ軍団』

　遅れに遅れてですが、冬コミ遠征四日目のお話です。
　いい加減、これを書き終えないと他の話題も書けないですし、そもそも、この四日目もアホみたいにおもしろかったので書かざるをえない！

　というわけで、前回の続き。
　大晦日の夜、冬コミから戻った僕はギガ様たちと青春トークの後、お蕎麦など食べていたあたりを思い出してやってください。

　そんなわけで、年明け。年始の挨拶の前に、とりあえず年越し蕎麦にがっつくのは、僕、稲持ボーイ、紀野さん、空くん。ギガ様は蕎麦が弱点なので残っていた夕飯を食べてました。実にすまん！
　そして、蕎麦を食い終わり、年始の挨拶をしていると、ギガ様がＤＶＤプレイヤーをゴソゴソと弄り、何かを再生し始めました。

「なんかのさなぎ」プロモーションビデオ。

　年始最初に観たＤＶＤ、ハマーかよ!!
　
　いきなりの脱力。冬コミ三日目の手伝いと摂取したアルコールで既に限界に近づいていた身体から色々な意味で力が抜けてきました。
　しかし、そこでギガ様が次なる手をオープンに。
　ていうか、まぁ、僕が持参してたボードゲーム『ゾンビーズ』を遊ぼうということになったわけです。
　だから、年始最初のゲームが『ゾンビーズ』なのかよ！

　※ゾンビーズ
　街にゾンビが溢れたから殺すなり、脱出するなりしろ！
　という、パニック映画が再現したボードゲーム。
　街の区画を現すボードを繋げて町を作りつつ、いずれ現れるヘリポートへの脱出を計る。しかし、ゾンビ映画なので、区画が増えるごとに、イベントが発生するごとに湧き出るゾンビ、ゾンビ、ゾンビ！
　奴らを２５匹殺しても勝利だぜ！

　というわけで、『ゾンビーズ』開始。
　開始早々配られたイベンントカード（１ターン一度使用可能で、様々な効果をもたらすカード）に『Hey Look…! A Shotgun!(見ろ！　ショットガンだ！)』が！
　使用すると計三回、ゾンビとの戦闘を優位に進めることのできるカードです。ていうか、それ以前にショットガン！　はっはー！　ゾンビどももこれで粉微塵さ！　
「ひゃっほー！　ショットガンだ。これがありゃあんな死体ども、怖くねぇぜ！　もう一度棺桶にぶちこんでやるぜ、メーン！」
　というわけで、ショットガン片手に思わずゾンビの群れに突撃する僕。そして、それを冷ややかに眺めつつ、ゾンビに教われない位置をキープするみんな。
　おいおい、この臆病者（チキン）どもめ。このゲームのルールはさっき説明しただろ？　そう、ゾンビどもを根絶やし（２５匹撃破）してもクリアになるんだよ！
　じゃあ、目の前にいる奴ぶっ殺すのが正解じゃねぇか。ママのおっぱいが恋しいぼっちゃん嬢ちゃんはそこで指でもしゃぶって待ってな！

　バーンッ！　ゾンビ撃破！　
　ババーンッ！　さらに撃破！
　ドバーンッ!!　おもしろいように撃破！

　しかし、ショットガンの効果は三回のみ。
　あ、あれ？　弾切れかよ。おいおい、冗談だろ？　お前ら、ちょっと落ち着けよ。なぁ、おい。みんな、どこ行ったんだよ。おい！　助けろよ！　助けてくれよ！　俺はお前らのために!!

　区画が増えたせいでいつの間にか増えていたゾンビたち。ていうか、十体以上のゾンビがいつの間にか退路を断っていました。

　た、助けてくれよ。ほら、俺は、平和主義者だ。なぁ、お前らそんななりでも人としてのさ。なんかそういう心ってやっぱ残ってるんだろ？　ほら、死んだケントもいるじゃねぇか。なぁ、ケント。俺のことわかるだろ？　ほらほら、いっつも一緒にさ。おいおい、いくら大好きでも噛み付いていけないぜ。だから、噛みついちゃ……おい！　噛むなって言ってんだ！　いや、噛まないで。噛まないでください。ぎゃぼぐあ

　というわけで開始数ターンで一度目の死を体験。
　なお、死ぬと撃破数は半減するので、特攻すげぇ意味なし！

　だが、ゾンビとの戦いはまだ幕を開けたところに過ぎなかった。
　……死闘。
　仲間の裏切りと、因果応報の応酬と、うっかりミス。　
　冗談みたいに長く伸びたゾンビばかりの道ゾンビロードの向こうにあるヘリポートを目指して一人切り込み戦死した偉大なる勇者ボーイのような、英雄を生み出しつつも、死闘は四時間の長きに渡って続きました。
　そして、最終的にはゾンビをこつこつと殺し続けたギガ様が勝利。なお、僕は五回程死にました。

　というわけで、前日からの疲労困憊もいいところで、ゲーム終了と同時に倒れるように就寝。

　……そして、翌朝。というか、昼。のたのたと目覚めて、正月番組など垂れ流しつつ、餅を食しました。砂糖醤油、海苔、チーズと色々な餅を腹いっぱい食べ、雑煮を食って全力で正月気分を満喫。というか、まともに餅食ったのって久々です。

　そんなことをしていると、テレビではメイド姿（罰ゲーム）の和田アキコという悪夢が。しかも、新春企画で黒柳徹子とパチスロ勝負し、負けこんだのでスタッフから金をカツアゲしてて軽くトラウマに。和田アキコじゃなければ萌える隙もあろうものを！

　で、その後、みんなでカラオケに。
　次男ハウスの近くのカラオケでノーマークだったわけですが、実はなかなか手ごろな値段のフリータイムがあるということで、正月早々の掘り出し物。しかもしかも、なんと、ドリンクバーにコーンポタージュスープがあるのです。粒は入ってないけど。
　ということで、コーンポタージュ片手に、カラオケ。色々、実験とか練習とか交えてみたわけですが、ちょっと喉がやられてたのが心残り。今度は万全の体勢で臨みたいです。あと、ボーイにセクハラするための歌を歌わなかったので、今度は長男あたりと一緒に歌ってボーイにボーイにボーイに！　そうら！

　カラオケ終了後、ボーイと空くんは撤収。別れを惜しみ、セクハラを惜しみつつ、紀野さん、ギガ様といったん次男ハウスに引き上げました。

　途中、夕飯にマクドを買って帰ったのですが、そこで次男ハウスの炊飯器にまだ御飯が残っていることが発覚。次男は年明けまで帰ってこないので、このまま置いておけば次男の炊飯器が次男カンタービレと化してなかなかおもしろいことに。
　だが、その危機を救ったのがオレたちだ！
　というわけで、マクドのハンバーガーやポテトを片手に、逆の手でおにぎりをモサモサとほうばる我々。
　結論として、ピタマックとポテトは御飯に合うが、普通のハンバーガーはちょっと厳しい。それなりにおいしいので、皆様もぜひお試しあれ！　
　その後、グダグダと話していたのですが、紀野さんのおもしろい一面など、ちょっといつもと違う面などが見れて実に有意義な時間でした。というか、今回の東京行き。なんだか、異様に収穫が多すぎる。

　そして、僕もいよいよ別れの時。
　ギガ様と紀野さんに最寄駅に送ってもらい、そこから東京駅へ。夜行バスに乗って、東京での四日間を思い返しながら大阪へ。　
　
　テンション含めて全開で駆け抜けた四日間。本当に楽しかったです。冬コミで会えた皆さん、全体通して御世話になったガーバトロンとめっためん。本当にありがとうございました。
　
　さてまぁ、こんなアホな始まり方をした2007年。
　おもしろい年にならないわけがない。
　色々また馬鹿なことをやりますよー！　
　というわけで、一月も半分過ぎましたが、今年もよろしくお願いします！

※mixi、blog共に書き込んでいます。